2014.07.18

NEWS

ビールの原料は、麦と、ホップと、40%の税金です!

今年もビアガーデンの季節がやってきました!みなさんもう行きましたか?
私は、ビールは苦くて苦手なのですが、
ビアガーデンの雰囲気が大好きなので今年も顔を出そうと思います!!

さて、つい先日、
サッポロビールに116億円の追加納税が発生するというニュースがありました。
このブログでは、
今回のニュースを会計事務所の視点からもう少し詳しくお話していこうと思います。

「ビールと発泡酒はどう違うのか」
第三のビールとは何なのか」
「そして今の税金のルールはビール好きさんにどのような影響を与えているのか・・・」
これらを話のタネに、ビアガーデンでさらに盛り上がって頂けると嬉しいです!

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ニュースの概要

 平成26年7月15日、サッポロビールは5月末まで第三のビールとして140円前後で販売していた「極ZERO」を、
発泡酒として160円前後での販売に切り替えるという発表がありました。
お酒はその種類によって税率が変わります。
今回は、「第三のビール」として販売してきましたが「ホントはビールなんじゃないの? 」ということになりました。

れまで第三のビールとして発売してきた極ZERO約2億本に対して、
サッポロビールは116億円の税金を追加で納めることになると試算されています。
(サッポロビールの今期利益見通しは50億円なので、その倍以上の支出となります。)
 

ビールと発泡酒と第三のビールの違い

原料と税金(ビール好きさんの目線では、味と値段)が違います。
国税庁にて134ページにわたりその違いがまとめられています。(国税庁HP)
少々ボリューミーですので、会計事務所として簡潔にまとめてみました。 

原料

・ビール
100%麦とホップで作られている。
・発泡酒
50%位が麦とホップで作られている。
・第三のビール
25%位が麦とホップで作られている。
もしくは、えんどう豆や大豆やサトウキビで作られている。
 

販売価格と酒税(350ml缶)

・ビール
販売価格215円(一般的な「ビール」の価格)
うち、酒税77円(価格の36%)
・発泡酒
販売価格159円(これからの極ZEROの価格)
うち、酒税47円(価格の29%)
・第三のビール
販売価格139円(5月末までの極ZEROの価格)
うち、酒税28円 (価格の20%)

さいごに

なるほど、麦とホップの割合が高いほど、税金が高いのですね!うまくできていますね!
(苦味が苦手な私は一番あっさりしてそうな第三のビールをチャレンジしてみたいと思います。)

 弊社では、会計や税務申告の他ビジネスにおける様々な問題に対応しております。
日常の税金に関する疑問につきましても、いつでもお気軽にご相談下さい。

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