2016.05.23

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【とても簡単!?不動産の登記簿謄本の取得方法】

◆不動産の登記簿謄本(登記事項証明書)は誰でも取得できます!

戸籍謄本や住民票は個人情報なので取得が制限されていますが、不動産の登記情報はそもそも

自分以外の人に権利内容を知ってもらうためのものなので所定の手数料を払えば誰でも取得できます。

取得手数料については改定される場合があるので、法務省のホームページで事前に確認しましょう。

matinami.jpg

◆取得方法は2つあります!

1) オンラインで請求・取得
→こちらの登記・供託オンライン申請システムで請求できます。

2) 登記所(法務局・支局・出張所)にて請求・取得
登記所は平日の8:15~17:15が営業時間となります。
※ちなみに不動産謄本取得は水曜日がいいでしょう!
 (理由は、不動産会社は水曜日を定休日としている所が多く、登記所がすいていることが多いからです)

今回は二つ目の【登記所での取得方法】を説明していきます!

◆管轄区域に注意!!

全国の登記所(法務局・支局・出張所)はオンラインでつながり、どの登記所でも不動産の登記簿謄本を取得できます。
ただし、
図面(地積測量図や地図、地図に準ずる図面、建物図面・各階平面図)は、
その不動産を管轄する登記所でしか取得できないケースがあります。

(僕自身、札幌の法務局で帯広の不動産の地積測量図が取得できなくて困りました・・・)

どこでもいいので、登記所に電話をすれば取得したい図面を管轄している登記所の連絡先や場所を教えてくれます。
また、下記のURLから探すこともできます。
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/kankatsu_index.html

◆事前に準備しておくこと

・請求対象が土地→土地の所在(○市○町○丁目)と土地の「地番」
・請求対象が建物→建物の所在(○市○町○丁目〇番地)と建物の「家屋番号」

※「地番」や「家屋番号」は登記簿上の住所のようなものですが私たちが日常に使っている住所(住居表示)とは異なります。
これらが分からない場合の確認方法としては、法務局に備え付けられているブルーマップで確認する、
固定資産税の通知書から確認する、法務局の窓口で質問する、などがございます。

◆取得の大まかな流れ

○用紙に記入する場合

登記所に備え付けられている『登記事項証明書 交付請求書』の用紙が
備え付けられているので必要事項を記入

請求書を窓口に提出し、番号札を受け取る
※収入印紙は後で貼っても構いませんので、この間に用意しておきましょう!

番号札の番号が電光掲示板などに表示されたら、窓口へ行き受け取る


○請求機を使用する場合
タッチパネル式の登記事項証明書発行請求機が設置されている場合があります。
札幌法務局には2台あります。下の画像のようなLoppiみたいなやつです。

ろっぴ.jpg

手順は上の用紙記入よりも簡単です。

画面の案内に従い請求情報を入力

出てきた整理番号票を受け取る

整理番号に記載された手数料額相当の収入印紙を用意する

名前を呼ばれるので整理番号票と引き換えに受領した申請用紙に
収入印紙を貼って提出し、その場で証明書を受け取る

終わりです。慣れれば1,2分で終わります!

◆まとめ

・登記簿謄本は手数料を払えば誰でも取得できる
・図面を取得するときは登記所の管轄区域に注意
・住所を記入・入力するときは「地番」「家屋番号」に注意


いかがでしたでしょうか?
皆さんもぜひ自分で登記簿謄本を取得してみましょう。
もしもわからないことなどがあれば、ご気軽にご相談ください!

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