先日、
段ボールや紙袋に経理書類をがさっと入れて
「先生これ・・・」と持ってこられた方がいらっしゃいました。
また、
机に山積みになった経理資料を見て、
「これどうしよう・・・」
なんて頭を抱えている方も多いと思います。
そこで、
今回は会計事務所が実施している、
領収書(レシート)等の経理書類整理方法について書いてみたいと思います。
白色申告青色申告、法人個人を問わず、
申告前において、必ず必要となる作業ですので、
税理士に頼まれる方も御自身でされる方も参考にしてみて下さい。
1.がさっと書類を取引形態毎に分類しましょう。
支出は大きく分けて、
A小口現金(会社現金)
:会社の金庫やレジからの支払い
B立替経費(個人現金)
:交通費や取引先との食事代など個人からの支払い
C預金取引
:振り込みや引落しなど銀行預金からの支払い
Dクレジットカート取引
:会社クレジットカードからの支払い
に分類されます。
まずはがさっと書類を上記4つに分類してみましょう。
※DMや不要な公共期間からのお知らせ等についてはこの時点でゴミ箱へ
2.C預金取引、Dクレジットカート取引については日付順に並びかえましょう。
※A小口現金(会社現金)、B立替経費(個人現金)の日付順並べ替えは不要です。
なお、
ここで心が折れてしまう人も多くいます。
そんな時は、
「ここまではやりました!」
と会計事務所へ持ち込んで下さい。
※その分、値引きが受けられる・・・かもしれません。
(弊社ではお値引きさせて頂いております。)
3.A小口現金(会社現金)、B立替経費(個人現金)について、
それぞれ下記の手続きを実施します。
①5つの項目毎に分類する。
●交際費・会議費(食事、カフェ等)
●旅費交通費(タクシー、切符等)
●消耗品費(文房具類、オフィス用品等)
●仕入(飲食事業の場合は食材等、WEB事業の場合は外注費等)
●その他(税金、水道光熱費、その他良く解らないもの全て)
※業種特有の分類が必要な際には別途、科目を設けてOKです。
②日付ごとに並び替える。
上記の領収書(レシート)を日付ごとに並び替えましょう。
③それぞれ項目毎にA4用紙にペタペタ貼る。
(日付の若い順に下から貼ると効率的です)
④エクセルに(日付、勘定科目、相手先、摘要、金額)を順番に打ち込む。
※勘定科目が解らないものは全て「仮払金」として入力します。
※C預金取引、Dクレジットカート取引については取引内容をそのまま入力します。
ここまで出来れば優等生。
あとは、
「宜しくお願いします!」と自信を持ってエクセルデータと紙を会計事務所に提出するも良し。
エクセルをそのまま集計し自ら白色申告を実施するも良し。
会計ソフトに取り込んで青色申告を実施するも良し。
です。
「千里の道も一歩から」と同様「申告の道も整理から」です。
まずは、経理書類の整理作業から頑張ってみて下さい☆